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2022年度 平和集会を開催しました

2022/11/11

写真 ウクライナの現状報告

写真 分科会

 10月22日に2022年度日教組平和集会を行いました。

 全体会では記念講演として長崎県原爆被爆教職員の会の山川剛さんから「被爆体験講話」、日教組国際部より「ウクライナの現状」、高校生平和大使から活動報告と大使として平和への思いを語っていただきました。
  山川さんの講演の中で戦時中は竹やり訓練という名の「人の殺し方を学校が教えた」こと、原爆によって建物だけでなく、そこに住んでいた人々がいなくなってしまった写真、そして核兵器がこの世の中からなくなり、二度とヒバクシャを出さないでほしいという願いを語っていただきました。
 国際部からはウクライナやポーランドの教職員組合から現在のウクライナの現状について報告がありました。テレビ等ではあまり報道されないようなウクライナで暮らす人や教職員の話にウクライナに思いを馳せ、参加者が聞き入りました。
 今年は長崎から高校生平和大使が2人参加してくださいました。大使としての活動報告だけでなく、平和に対する思い等自分の言葉で語ってくれ、その姿に多くの参加者が「微力だけど無力ではない」というスローガンに共感しました。

 その後の4つの分科会に分かれ、基地問題、核兵器廃絶、戦後補償、平和教育等についてリポート報告があり、活発な議論が行われました。福島の現状報告や各単組の平和教育のとりくみ、今年はロシアによるウクライナ侵攻を授業として扱った報告もあり、参加者からは「福島を忘れないためにも現状がわかりよかった」「ウクライナについてどう子どもたちに伝えたらよいか悩んでいたが、ヒントが見つかった」「平和の運動に対する意欲がわいてきただけでなく、平和教育を今後さらにすすめていこうと思った」等様々な感想が寄せられました。

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