• ホーム
  • ニュース
  • 第49次日本教職員組合全国学校事務研究集会in山口 “子ども・地域と共に生きる新たな学校づくりの担い手として”

ニュース

第49次日本教職員組合全国学校事務研究集会in山口 “子ども・地域と共に生きる新たな学校づくりの担い手として”

2008/08/05

第49次日本教職員組合全国学校事務研究集会in山口
“子ども・地域と共に生きる新たな学校づくりの担い手として” 

2008年8月5日

news08233.jpg

あいさつする四牟田事務職員部長

news08234.jpg

全体会講師の寺脇さん

news08235.jpg

分科会の様子

“西の京から学校維新
HOTホッと 山口2008”

2008年7月27〜28日、第49回日本教職員組合全国学校事務研究集会が山口県山口市で開催された。全国からおよそ620人の事務職員が今次集会に参加した。

27日に開かれた全体会の情勢報告の中で、四牟田事務職員部長は、新自由主義による構造改革路線が深刻な貧困と格差をもたらしていること、所得格差や地域格差が子どもたちの教育の機会均等を奪い、教育において同じスタートラインにつけない状況について語った。今ほど、子どもたちの学習権保障や教育条件整備のとりくみが求められている時はなく、これまでとりくんできたことに確信をもち、事務職員として、さらに企画・提言、判断・調整中心の業務への転換を図り、情報収集や発信、関係機関との渉外等を担っていこうと呼びかけた。

また、「学校事務職員の果たすべき役割と期待」と題した講演の中で、講師の寺脇研さん(京都造形芸術大学教授)は、今、世界は変わらなければならない時期にきており、世界全体をみて、その中で何をしなければいけないかを考える必要性を述べた。今は、企業も個人も目先のことばかりにこだわりすぎているが、昔のように社会全体にとってどうすればいいかを考えていくべきなのだと語った。大きな変わり目にある今、広い視野で物事をみることのできる事務職員が学校内で果たす役割は大きいとし、教職員が今までの枠を取り払って、一丸となって頑張るべきだと強調した。

全体会終了後、参加者は、6つの分科会に分かれ、それぞれのテーマに沿って討議を深めた。第1分科会「学校づくりに向けた学校事務の実践」、第2分科会「学校づくりと教育予算」、第3分科会「運動の組織の前進をめざして−賃金・定数・諸権利・組織−」、第4分科会「学校事務職員制度の確立を目指して」、第5分科会「高校と義務制でともに考える学校事務」、第6分科会「これからの学校事務と学校事務職員」。

pagetop