EI　質の高い教育とリーダーシップに関する連帯会議 - 子どもと教育の、より良い今と未来をめざします―――――

5月3～5日にオランダ・ロッテルダムにて、教育インターナショナル（EI)主催の「質の高い教育とリーダーシップに関する連帯会議」がEI最大のとりくみである「教育の民営化に対抗する世界キャンペーン」の一環として開催されました。

各国の税収減により緊縮財政がとられ、教育、社会保障の予算が長年カットされている傾向が続いています。このような中、教育産業が公教育に入り、教育予算が結局は企業の利潤となっています。このトレンドは、公教育の質、教職の専門性を損なうことにつながりかねません。これを懸念し、EIは今会議を開催し、国際的な情勢、EIや加盟組織の運動について参加者と共有するとともに、各国政府との理論的な社会的対話に役立ててほしい、という意図からプレゼンテーション、分散会等を行いました。EIは、当会議の内容をうけ、教職の専門性を維持するために「教職の専門性に関するガイドライン」を作成する予定です。

日本教職員組合は、「教育の民営化」に対するとりくみを強化し、同ガイドラインの作成にむけてEI、加盟組織と連帯を深めていきます。