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第97回定期大会 子どもの最善の利益を保障する新たな教育改革を

2009/07/09

第97回定期大会
子どもの最善の利益を保障する新たな教育改革を

2009年7月9日

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日本教職員組合は第97回定期大会を7月6日~8日の3日間、東京・社会文化会館で開催し、「労働を中心とした福祉型社会」および「教育を中心とした民主的な社会」の実現にむけ、運動の充実をはかっていくことを確認しました。

中村讓中央執行委員長は挨拶のなかで、まず「子どもの貧困」問題にふれ、子育ては「個人」のみの問題ではなく、「社会」が育て「社会」に還元されることへの重要性や、教育理念のパラダイムの転換~ともに生き、ともに助け合う価値観を社会に働きかけようと訴えました。

また、労働組合が社会的影響力を発揮するために、地域やPTA、保護者、子ども、行政・教育行政や政治との社会的対話をあらゆる機会におこない、市民にわかりやすいメッセージを提示していくことが必要だとしました。

続いて、自助だけが強調され、子どもの貧困を生み出している現状に対し、公的助成制度の充実を求める「子どもたちの夢をあきらめさせない!緊急アピール」が採択されました。

討論のなかでは、「子どもの貧困」問題の現状や様々なとりくみ、臨時採用の教職員についてのとりくみなど、共生が意識された発言が相次ぎました。

また、教え子が、月収が13万円で残業代は出ず、ボーナスもない会社の「正社員」になったという現状なども報告され、労働教育の必要性が共有されました。

最終日には、「良質な公共サービスに支えられた安心・安全の社会の実現にむけてとりくむ特別決議」および「子どもの最善の利益を保障する新たな教育改革の流れをつくる特別決議」を採択しました。また、すべての子どもたちに学習権を保障する具体的な施策を求め、社会のセーフティネットを再構築し、すべての人々の安心・安全なくらしを保障する社会づくりをすすめていこうとする大会宣言が採択され、大会を終了しました。

 

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子どもたちの夢をあきらめさせない! 緊急アピール

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良質な公共サービスに支えられた安心・安全の社会の実現にむけてとりくむ特別決議

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子どもの最善の利益を保障する新たな教育改革の流れをつくる特別決議

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大会宣言

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