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第101回定期大会 職場を原点に、学校現場からの教育改革を!

2013/09/09

第101回定期大会
職場を原点に、学校現場からの教育改革を!

2013年9月9日

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日本教職員組合は、第101回定期大会を8月25日~27日の3日間、神奈川県横須賀市内で開催しました。

加藤良輔中央執行委員長は、あいさつのなかで社会的対話の促進、政策実現のとりくみ、公務員制度改革といった、この間の日本教職員組合運動に言及しました。「教育における主権者はまぎれもなく子どもたち」であると再確認したうえで、「運動の原点は現場の実践にあります。子どもたちの現実を見つめ、保護者や地域の方々とともに、教育のあり方を考えていく。そして実践と検証を重ねていく。その営みこそ、子ども個人の尊厳に立脚した実践であり、私たちのもっとも身近な場面での民主主義の実践であると思います。」と述べました。そして、「この考え方の対極にあるのが、安倍政権による『教育再生』という名の『教育改革』」として警鐘を鳴らしました。さらに、「現行憲法を貫く理念でもある『個人の尊厳』の確立という命題」を提示し、「それは私たちの不断のとりくみ抜きにはなし得ない」という決意を表明しました。

討論では、子どもたちのゆたかな学びの保障や広範な市民との社会的対話を推進するためのとりくみなどが報告されました。一方、全国学力・学習状況調査、高校無償化制度に対する所得制限に関する課題と問題点についての多くの指摘、また学校現場の厳しい労働条件や地方公務員の給与削減についての現状報告が多数ありました。さらに、東日本大震災の被害者である子ども・保護者・教職員と寄り添い続けることの意義が共有化されました。

最終日には、「安倍政権がすすめる『教育再生』に対峙し、私たちが求める教育施策の実現にとりくむ特別決議」、「脱原発による持続可能で平和な社会をめざす特別決議」、「日本国憲法の理念の実現をめざす特別決議」を採択しました。また、教育の危機という現状認識を示しつつ、「つながりを大切にし、職場を原点とした運動をすすめていきましょう。」と呼びかける大会宣言が採択され、大会を終了しました。

【第101回定期大会スローガン】
憲法・子どもの権利条約の理念を実現しよう
広範な市民との社会的対話をすすめ、「教育福祉(Edufare)」社会の実現をめざそう!
教育格差の解消と教育復興の支援にとりくみ、すべての子どもにゆたかな学びと育ちを保障しよう!
職場を原点とした運動をすすめ、安心して働き続けられる労働環境を確立しよう!
教え子を再び戦場に送るな!

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大会宣言

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安倍政権がすすめる「教育再生」に対峙し、私たちが求める教育施策の実
現にとりくむ特別決議

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日本国憲法の理念の実現をめざす特別決議

kenpou.pdf

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脱原発による持続可能で平和な社会をめざす特別決議

genpatu.pdf

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