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「戦争の実相を次代に」沖縄の歴史歪曲を許さない沖縄県民大会開催

2007/06/12

「戦争の実相を次代に」沖縄の歴史歪曲を許さない沖縄県民大会開催

2007年6月12日

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連帯挨拶する荘司日本教職員組合副委員長

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デモ行進する日本教職員組合参加者

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横断幕を掲げる沖縄両教組委員長

6月9日、高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決」に日本軍が関与したとする記述が削除・修正されたことに抗議する集会が那覇市の県民広場で開かれました。

沖縄県教組・高教組を中心とする63団体でつくられた実行委員会のよびかけで、3,500人が集まり、「集団自決」を体験した方の話、「集団自決」で祖父母を亡くした方の話、さまざまな団体からの連帯挨拶等で会場は熱気に包まれました。

高校生がこの教科書を使う来年4月まで文科省にねばり強く撤回を求めて行こうと実行委員会共同代表の高嶋伸欣琉球大学教授もあつく語りました。

「沖縄戦の真実を知りたいという気持ちは多くの若い世代の意志。真実を知る権利を奪わないで下さい!」「実際にこの教科書を使って学習するのはわたしたち!黙って見過ごすことはできない!」と高校生や大学生も力強く訴えていました。

集会では、文科省・首相・県知事・県議会議長宛に検定意見の撤回を求めた決議文を採択し、参加者は「沖縄戦の実相を子どもたちに伝えていこう」と訴えながら国際通りをデモ行進しました。

若い世代の参加者も多く、この問題が沖縄県民全体の運動となっていることを物語っていました。日本教職員組合の仲間も全国から約200人が結集しました。

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