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ストップ!児童労働キャンペーン2020
2020/06/10
6月12日は児童労働反対世界デーです。
現在、コロナウィルス感染症(COVID-19)の蔓延により、経済・労働市場は大きな打撃が受け、人々の生活は困窮し、命の危機にさらされています。残念ながら、多くの場合、最初に犠牲になるのは子どもたちです。すでに世界にはおよそ1億5200万人、10人に1人の児童労働者(5~17歳)が存在しますが、この危機の後には、さらに多くの子どもたちが児童労働へと追い込まれるでしょう。今、子どもたちは、学ぶ権利が奪われ、過酷な生活に直面する最大の危機的状況にあります。
国際労働機関(ILO)の調査(4年に1回)によると、ILOがモニタリングを始めた2000年から2016年までに、児童労働者数は着実に減少し続け、およそ1億3400万人の子どもたちが児童労働から解放されました。2019年7月の国連総会では、2021年を児童労働撤廃国際年とする決議を全会一致で採択し、児童労働廃絶にむけた運動はさらに加速しました。
このままでは、COVID-19の蔓延は児童労働根絶にむけたこれまでのあゆみに危機的影響を与えるでしょう。今こそ、私たちは児童労働の問題に目をむけなければなりません。子どもたちを児童労働から解放し、学びの機会を与えるのは、私たちおとなの責任です。そして、子どもたちの学びが、明るい未来を築きます。
日本教職員組合は、これまで組合員から寄せられた国際連帯カンパ資金を活用し、インドのコットン産地などで働く子どもたちが児童労働から解放され、学びの機会を取り戻せるように、各関係団体とともにとりくんできました。「ストップ!児童労働キャンペーン2020」に賛同し、これからも児童労働根絶に向けてとりくみ続けていきます。
ストップ!児童労働キャンペーン2020 https://stopchildlabour.jp/2020/page/